129 伊萬里色絵双鶏文角皿
 製作年代 延宝〜元禄(1673−1704年) h3.3cm d17.8cm

鶏を描いた器物、置物等多様な作品が随分海を渡っている。
筆者の知る限りでは鶏に関連するものが一番多い様に思われる。それ程西欧の人達は好んだ様である。
この角皿もなかなかの佳品でヨーロッパの美術館で見掛けることがある。角皿の中央に雄鳥と雌鳥二羽を描く、筆致は精密鶏は躍動し赤絵町画工の独壇上であることを思わせる。
角皿の縁周辺に雲龍を配置するなど全体の格調高めた異色の角皿である。