125 伊萬里色絵花鳥文竹形瓶
 製作年代 延宝〜元禄(1673−1704年) h18.5cm

これは竹を切って、これに口をつけた形の瓶である。
なかなかデザインが面白い。手練れた筆致で描かれた、梅と鶯も、当時の輸出伊萬里の約束通りである。磁肌は白色の強い乳白手である。
この手のものは当時西欧で好まれたのであろう、同時代のものがパリのギメイ博物館、大英博館に飾られてあったのを記憶している。
練達の手法で深い叙情が織り出されている佳品である。