124 伊萬里染付蘭人文向付
 製作年代 文化〜天保(1804−1844年) h7.4cm d9.3cm

オランダ東印度会社が東洋に進出し、アジア諸国に活発に行動したことは歴史の示す通りである。
日本とオランダとの最初の接触は慶長5年(1600年)で、リーフデ号によって行なわれた。
慶長14年平戸に商館を設け、寛永18年長崎出島に移住し、250年にわたり海外貿易を展開し伊萬里を世界に紹介したのである。
この向附も第113図、第114図、第123図と製作の根本を同じくするものでオランダ人への好奇を示す作品である。