123 伊萬里染付蘭人文蓋付茶碗
製作年代 文化〜天保(1804−1844年) h9.0cm d11.4cm

この時代にはオランダ人を描いた伊萬里が多く製作されている。
鎖国日本にとって漸く西欧文化への関心と興味が高まったのであろう。
陶器商人は旺盛な商魂で紅毛絵などからこの手のものを作りあげたと思われる。
オランダ人を配したこの茶碗は染付の色調、文様も完成されており、文化文政時代の最盛期に精彩を放った作品であることが解る。
これはまたこれで異国の影響を最も強く受けた伊萬里として珍重すべきである。