118 伊萬里色絵芥子文輪花皿
 製作年代 貞享〜元禄(1684−1704年) h3.3cm d11.6cm

小品であるがこの小皿程力強い作品はそう見られるものでは。
小皿一枚で十分大皿に匹敵する力強さを持っている稀に見る佳品である。
赤で一輪の芥子の花を描く、この朱色と大輪の花がいうべからざる香気を発散しこの小皿の格調をいやがうえにも高めている。
大皿はまた大皿としての迫力があり雄大であるが、この小皿は決して大皿に劣らない力強さとたまらない魅力を湛えている。