103 伊萬里染付網文大皿 製作年代 享保〜宝暦(1716−1764年) h9.5cm d46.5cm

網模様は、唐草模様と同じく肥前磁器の創生期より今日に至るまで、あらゆる器物に施され最も広く愛好された模様である。
この中にあってこれ程巧みに描かれた大皿は極めて珍しい。特に網目は鮮明であり中心に近づくに従って濃淡の変化は圧巻である。
裏面も表模様の連続する粗目の網模様で、これ程調和した美しい網模様は稀有であり手練の技能である。