086 伊萬里色絵唐子嬉戯文徳利 製作年代 宝永〜元禄(1673−1704年) h23.5cm

異色の伊萬里赤絵である。これらの絵付けは総じて赤絵町の画工によって描かれたものでこの幅の広い、卓抜した技術には只只愕きの一語に尽きる。
器形は端麗で高い気品に満ちている。小鳥と戯れる童子の可憐な姿は躍動し、愛撫にみちた情景を包む雰囲気はいうべからざる雅趣を湛え思わず微笑みを誘われる。
赤の地紋も鮮やかで明るく、緑の雲の色彩は清純流麗であり、画工の破格な意図を遺憾なく発揮している。