075 伊萬里染付孔雀羽根文皿 製作年代 享保(1716−1736年) h4.9cm d28.5cm

孔雀の羽根であろうと思って名をつけてみたがはたしてそうであろうか。
或は古来からある鳳凰の羽毛を空想して描いたものかもしれない。特に中央に集まる三本の羽毛は躍動し生気がある。それにしても何と洒落たものであろう。
当時の陶工や画工はどんな教育を受けたのか、有田の山の中では特別刺戟のある生活は考えられないのにとんでもないものを創意するものである。
実に破格な作品である。