070 伊萬里染付東海道五十三次文鉢
 製作年代 文化〜天保(1804−1844年) h9.5cm d27.5cm

東海道五十三次図大皿と同じくこの時代の一種の流行の文様であったと思われる。
染付の発色も文様も手練れなもので技巧の高さを示している。大皿やこの鉢等を組合せて多くの人を招待して御馳走したのであろう。
当時国内を自由に旅することのできない人達はこれを囲んで何を語ったのであろうか。
自由な日本で思いたてば今でも世界に旅立つことの出来る人達には到底想像することのできない作品である。