069 伊萬里染付日本地図文大皿 製作年代 天保(1830−1844年) h8.2cm d48.5cm

日本地図皿にはいろいろの形状や文様があるが、真中に日本本土を表わし、それに各地名を記入し、全面に青海波、松葉絞、網目絞、蛸唐草絞等で埋めているのが一般に見られる文様である。
これは全くの図変りで青梅波の中に十二支、蘭船を描き地名の書き方も極めて独特である。
これは随分作られたと思われる日本地図の中にあって異国趣味を唆るものとして庶民の間で珍愛されたもので日本地図皿の名作である。