060 伊萬里色絵亀甲窓絵山水草花文雉子摘蓋付大壺
製作年代 宝永〜享保(1704−1736年) h76・5cm

蓋の摘みは柘榴の木にとまった極彩色の雉子という、これも今まで見たこともない贅沢な限りを尽くした摘みである。
肩は豪快勇壮な牡丹唐獅子を配し、胴体には染付枠の中に山水風景、菊花、撫子、牡丹、梅花、水仙等日本のあらゆる草花を描き、亀甲模様と赤地の上に描かれた草花で充填し、亀甲模様の中には金彩、緑、赤で花弁の文様を嵌め込み、その豪華さは目をうばうばかりの装飾伊萬里の代表作である。