051 伊萬里染付菊紫陽花文手付水注 製作年代 延宝〜貞享(1673−1688年) h28.0cm

かつて西欧に輸出された最も上手な水注である。造形、発色なに一つをとりあげても全く批判の余地がない至高の作品である。
文様は紫陽花と菊花が生けられている。器形は中国風な感覚で注口は銅器のように長く、把手も六角の口元からぴったりとついているのが特徴である。
伊萬里の水注も数が多い、然しこれ程の佳品を捜し求めることは不可能である。高貴な気品に満ちた注器である。