045 伊萬里色絵赤玉雲龍文鉢 製作年代 元禄〜享保(1688−1736年) h10.5cm d25.8cm

これ程の型物伊萬里の精品は他に見ることはできない。その手法はあくまで入念に正しく、陶磁工芸の絢爛たる美しさを遺憾なく発揮している。
赤玉は空間を支配するにも最も効果的であり、印龍、雲宝、見込の龍も力強く華麗であり、その豪華さは強烈な赤の渦巻を見るようである。
恐らくこの鉢は大商人の接待用に使われたと思われるが客としては大きな驚きであっただろう、歴史的大作品である。