034 伊萬里色絵草花文窓抜銚子 製作年代 元禄〜享保(1688−1736年) h16.5cm

オランダ貿易の最も盛んな頃の作品で勿論特別註文によって製作したものである。
窓抜銚子とはこれまた何んと奇抜なデザインである。
このように伊萬里の奥の探さに驚かされる。銚子の両面に八角形の枠附の窓をつけ、一方には二羽の鶏と雛五、六羽を配し、その反面には牡丹を窓一杯に開花させ、窓枠は瑠璃釉をほどこし金彩でつる草模様がある。特に銚子はこの手法の中の珍品である。