012 伊萬里色絵唐辛子文瓢形徳利 製作年代 享保〜宝暦(1716−1764年) h28・0cm

唐辛しに房組紐とは変った組合せである。くびれた部分から胴体にかけて房組紐をいきいきと描き、これに唐辛しを配する。
唐辛しの実と葉の色彩は鮮麗清楚、房組紐の赤は濃厚華麗何れも最高の技術を駆使している。また造形の美しさには目を見はる、口辺から流れるような上下のふくらみ、くびりの微妙、気魄の充実した陶工のみが作りうる至高完璧、赤絵と最も調和した作品である。