011 伊萬里色絵寿之字唐子嬉戯文大平鉢 製作年代 元文〜明和(1736−1772年) h8.7cm d35・7

これは古くから百唐子、または唐子尽くし等と呼んで珍重した鉢であるがこのような大きなものは珍品である。寿之字の見込に周辺を四方割りとし、この間に嬉戯する唐子をすきまなく配置する。
見込の寿は超破格の金彩表現で新鮮な感覚を発揮している。まさに発想抜群異色の構図であると共に赤絵町の画工の練達さをまざまざと見せられた巧妙手練な作品で、この時代でこれだけのものは稀有である。