010 伊萬里色絵唐子嬉戯文銚子 製作年代 宝暦〜天明(1751−1789年) h14.5cm

闘鶏に興じる唐子と、軍扇を持ち拳で勝負を争っている唐子と一対になっている。
この風俗は何れも中国から伝来したもので、日本でも古くは平安時代から行われている。赤を余すところなくほどこして繁雑な印象を受けるが、唐子の遊ぶ異国情緒がよくこれを救い思わずほは笑ましい。
器形もよく唐子と調和し底部もたっぶりとふくらみ誠に楽しめる作品である。