002 伊萬里色絵鸚鵡置物 製作年代 延宝〜元禄(1673−1704年) h43.5cm

これは寛文時代輸出伊萬里の最盛期にオランダ東印度会社の特別註文によって製作されたものである。
これは置物で、鉄砂釉をかけた古木の上に憩う鸚鵡の姿を描くもので、その造形、燦然たる色彩、異国情緒、現代に通ずる叡知な感覚等その何れの面から見ても完璧至上なもので、特に二枚の翼は圧倒的な色彩感覚を発揮している。全く批評の余地のない、最高のもの、至上のもの、遥か高い次元のものといえよう。